導入事例

美作大学様 大学が持つ知的財産を地域に発信
動画コンテンツを通じて学生/地域とのコミュニケーションを促進

美作大学様

開学以来51年の歴史を持つ美作大学は、「食」「子ども」「福祉」の分野で地域の暮らしを支える人材の育成に力を注ぎ、その教育力をベースとして地域に密着し、地域社会を豊かにする“地方大学の雄”に挑戦し続ける大学です。
2018年3月、美作大学は、地域向け公開講座などの収録/配信システムとして、収録システム「Bee8」「Bee Touch」、コンテンツ配信/管理/分析システム「CLEVAS」を導入しました。システム導入の経緯と今後の展望を、美作大学副学長 学修・学術情報センター長/図書館長長谷川勝一教授、学修・学術センター主任/生活科学部児童学科 蜂谷俊隆准教授、ネットワーク運用室係長 藤田峰之氏に聞きました。

導入製品

導入前の課題

  • 地域貢献に繋がるコンテンツを積極的に発信したい。
  • 地域向けの公開講座やワークショップを手間なく簡単に収録したい。

導入後の効果

  • 講座の演者とスクリーンに投影しているPowerPointなどのPC映像を2画面で簡単に1つのコンテンツとして作成できるシステムを構築できた。
  • 収録コンテンツ(動画)を通じて、教員/受講者、受講者同士のコミュニケーションを深められるシステムを構築できた。

大学が持つ知的財産を発信し地域貢献に繋げたい

 美作大学では、公開講座の企画運営委員会が主催する講座の他、大学・短大が設置する地域生活科学研究所が主催するフォーラムや研究会、学科単位で開催されるセミナーや研修会など、規模の大小を合わせて年間20数回のイベントを地域住民にも公開しています。美作学園創立100周年を記念した記念館が2016年に竣工してからは、5階にある「100周年ホール」でこうした地域住民向けのイベントが開催されることが多くなりました。その一例をあげると、岡山県津山藩医で蘭学者の箕作阮甫・宇田川榕菴をテーマにした講座や、地元美作地域を研究する「美作学講座」、『空想科学読本』を執筆した柳田理科雄氏の講演などのユニークなものから、同大学の専門分野である、食・子ども・福祉をテーマにした研修会など多岐にわたり、地域住民から高い評価を受けています。収録/配信システム導入前の状況を長谷川教授、蜂谷准教授はこう語ります。

 『美作学園創立100周年記念館にあるホールでは、天吊カメラとAVを用いたBlu-rayレコーダーによる収録システムを常備しており、講演内容を映像として記録することは可能でした。しかし、スクリーン(PowerPointなどの資料)と講演者を1つのカメラで撮るため、スクリーンに投影された文字がクリアに見えず、講演者が小さくしか映らない点や、収録した映像を利用するためにはDVDやBlu-rayなどのメディアを経由するしかなく、記録としては保存できますが、教育コンテンツとしての利用には適していませんでした。また、収録映像を配信するシステムを整備していなかったため、大学が持つ知的財産を地域や学内に共有/発信する力が弱く、強化したいと考えていました。』

 『教員や保育士、ソーシャルワーカー等の専門職を対象にした研修会や養成カリキュラムにおいても、2画面収録の必要を感じていました。展示会でフォトロンの収録システムによって、模擬授業やロールプレイを複数の視点から撮影して振り返ったり、面接練習を来談者と相談者の両方の方向から撮影して表情や反応を確認したりといったことが可能になると知り、興味を持ちました。』

美作大学 副学長 学修・学術情報センター長 / 図書館長 長谷川勝一 教授
美作大学 副学長 学修・学術情報センター長 / 図書館長 長谷川勝一 教授
美作大学 学修・学術センター主任 / 生活科学部児童学科 蜂谷俊隆 准教授
美作大学 学修・学術センター主任 / 生活科学部児童学科 蜂谷俊隆 准教授
美作大学 ネットワーク運用室 係長 藤田峰之 氏
美作大学 ネットワーク運用室 係長 藤田峰之 氏

動画コンテンツを通じてコミュニケーションを促進

 2017年度の文部科学省私立大学等教育研究活性化設備整備費補助金(タイプ2:地域発展)採択を契機に、地域向け公開講座の収録/配信を目的として、2画面収録が可能な収録システム「Bee8」、動画へのコメント/評価書き込み、共有・分析機能を持つ配信システム「CLEVAS」を導入。また、可搬性の高い収録システム「BeeTouch」も導入し、ホール以外でも開催される公開講座やワークショップ、電子黒板を活用した遠隔授業の収録を可能にしました。 美作学園創立100周年記念館内の「100周年ホール」既設の天吊りカメラ映像と、講演者のPowerPointなどのPC映像、音声をバックヤードに設置した「Bee8」で収録。収録コンテンツは、サーバールームにある「CLEVAS」に自動アップロードされます。長谷川教授、蜂谷准教授、藤田氏は、今後の展望をこう語ります。

 『これまで地域向けの公開講座に興味があってもなかなか参加できなかった、障がいのある方や高齢者、乳幼児をもつ保護者など、直接会場に来ることが難しい方々に動画コンテンツを公開し、大学の知的財産を地域に向けて積極的に発信していきたいです。また、美作大学では、社会的責務として、卒業生を含めた地域住民に向けて、国家試験などの資格取得対策の講座やリカレント教育も積極的に展開していますが、例えば学生向けに実施した国家試験対策の授業を収録し、卒業生に向けて配信できればと考えています。国家試験対策の勉強は学生が孤独になりがちですが、“動画へのコメント/評価の書き込み機能”を持つ「CLEVAS」を使えば、動画コンテンツに教員からの補足コメントを付けたり、動画コンテンツに対する他の学生のコメントを共有することができるので、コミュニケーションを促進できるだけでなく、学生のモチベーションにも良い影響を与えることができるのではないかと考えてます。』

 『地域の皆さんに大学を知ってもらうためのオープンキャンパスでの活用も検討しています。高知、沖縄、島根で出張オープンキャンパスを毎年開催していますが、本学でのオープンキャンパスの様子を動画コンテンツ化し、遠隔地へ配信することで、よりリアルな学生生活をイメージしてもらえるのではないでしょうか。この他、入学前の学生への課題としても活用できると思います。現在は、入学手続きを行った高校生へ、紙に印刷された課題を郵送しています。高校生は、この課題に一人で取り組むことになりますが、行き詰った際も一人で解決しなければならないということがあります。課題に関連した動画コンテンツを用意しておけば、それが課題を解く際の導きとなったり、動画コンテンツを通してコミュニケーションを図ったりすることができます。さらに、視聴分析機能で学生のコンテンツ視聴状況を把握することもできます。』

『動画は学生達に非常に受け入れやすいコンテンツなので、良質なコンテンツをどのように増やしていくかが課題です。著作権の問題や視聴者権限などについても検討を重ねていく必要があります。収録操作の手軽さという点では、「BeeTouch」はタッチパネル上で直感的に操作でき、可搬性が高いので授業や実習で気軽に収録ができるのではないかと期待しています。』

地域向け公開講座などが行われる美作学園創立100周年記念館のバックヤードにBee8が設置されている
地域向け公開講座などが行われる美作学園創立100周年記念館のバックヤードにBee8が設置されている
ワークフロー

USER PROFILE

理念

本学園は豊かな情操と知性とを育むことにより、人としての道を培い、一人の自立した人間として国際的な視点から社会に貢献できる、自由で創造的な人格の育成を目的とする。あわせて本学園は、寒さに耐え凛として薫り高い花を咲かせる白梅を学花に定め、これを目指す人間像の象徴とする。
≪美作大学の4つの理念・目標≫
・専門教育と教養教育の充実、および両者の調和を図ることにより、新しい時代の生活の向上に寄与できる、人間性豊かな専門的職業人の育成を目指す。
・小規模大学の特性を生かし、学生の個性を尊重し能力を向上させ、創造的で自立した人間の育成を目指す。
・地域社会の課題を反映させた教育研究への取り組みにより、社会の発展に寄与することを目指す。
・地域社会の人々に対し広く学習の機会を提供し、文化の進展に寄与することを目指す。

学校法人 美作学園 美作大学

学長
鵜崎 実
所在地
岡山県津山市北園町50
学部
食物学科、児童学科、社会福祉学科学部
短期大学部
栄養学科、幼児教育学科、専攻科(介護福祉)

この記事は2018年5月現在の情報です

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